ハンブルクの楽しみ方♪

楽しくハンブルク生活♪ ドイツ人の夫とハッピーライフ♪

妊娠してから見えてくる子育て事情

一般的にドイツ、日本は子育てに対して社会補助が国などから手厚く出ている国のトップだと感じます。育休は手厚く1年ほどしっかり与えられるし、もっと休もうと思えば仕組み的にはできる。子供の補助金などもでる。北欧が補助的に一番上のようですが、ドイツと日本もその次に続く手当が出ているような印象を受けます。仕組みがあっても実際に活用できる、できないかは働く会社、社会的な圧力、社会的な当たり前があるようですが。。。

 

ドイツでは出産予定日の6週間前から産休を取る必要があります。もしこの期間働くと労働違反になります。その後は1年間育児休暇がでます。パートナーがいる場合、二人合わせて最大 14 カ月育休をとることができます。ドイツの方のほとんどが女性が12カ月育休を取り、男性は2カ月取る方が多く感じます。転職したばかりや、キャリア重視の男性は育休を取らずに、有給を使い、2-3週間休みます。また双子の場合、パートナーと分散して24カ月育休をとることができます。双子のいるお友達はパートナーと一緒に1年間休み、色んなところに赤ちゃんを連れて旅行をしていました。転職したばかりの男性の友達はドイツでも2ヶ月の育休は取りにくいようで、有給を3週間取っていました。とても忙しく、とても良いポジションを持っている男性の友達ももう長く同じ職場で働いているので、2ヶ月間しっかりと育休を取って、旅行などを新しい家族と楽しんでいました。日本人の駐在員のお友達もドイツの当たり前に合わせて、休暇を3週間取るのが当たり前のようでした。ドイツでは男性が出産に立合うのが当たり前なのと、日本やアジアの国のように両親からのサポートがあることは当たり前ではないので、パートナーと二人で協力し合わないとやっていけません。ですので、ドイツで男性が最低2-3週間休むことは会社も周りも当たり前のこととして考えてくれます。反対になぜ2ヶ月休まないのだ?と突っ込まれるくらいです。

 

また日本と違うなと感じることは、女性の復帰のオプションが多いこと!こちらの女性はフルタイム(週40時間。残業なし)から、ハーフタイム(週20時間。残業なし)、またその間も会社と上司と話し合って決めることができます。働いた分しかもちろん給料はでませんが、生活に合わせた選択肢ができます。またドイツでは基本的に残業手当がないため、誰も残業はしません。周りを見ていると、キャリア志向、シングルマザーの方はフルタイムで復帰しています。その他ほとんどの女性はハーフタイムで復帰しています。ドイツの小学校は通常13:00で終わるので、その時間に合わせて働いている方が多いです。子育てが落ち着いたり、余裕が出た時点で働く時間をちょっとづつ増やしていく女性もいれば、ずっとハーフタイムで働き続ける女性もいます。何が良いかではなく、自分のしたい生活、仕事に合わせて勤務時間を調整できるので、働き続けやすそうだなと思います。反対にフルタイムで働くことが難しく、一日中子供を見てもらえる保育園を見つけるのは大変なようです。運良く長時間子供を預けることのできる保育園を見つけられたとしても、金銭的な負担が多いようで、預けてまでして働いてもほとんどチャイルドケアでお金が飛んでいくので、働く意味が無い、と復帰を遅らせたり、フルタイムで働かない女性が多いです。ですので、フルタイムで働く女性は基本的に賃金の高い仕事を持っている方や、シングルマザーのみです。キャリア志向の友達などは子供の送り迎えをして家事やベビーシッターをしてくれる家政婦さんや、住込みの家政婦さんを雇っています。

 

日本は仕組み的には色々とあり、世界の国と比べると充実している方だと思います。存在する仕組みはドイツとざっと比べてあまり差はない気がしますが、日本の女性を見ているととても大変そうに見えます。なぜだろうと思うと、復帰のオプションが少ないのと、社会の当たり前が違うことかな、と感じます。日本の女性が復帰する場合、フルタイム(残業あり)か時短勤務(9:00-16:00。残業なし)しかありません。日本の時短勤務の時間はヨーロッパでのフルタイムとあまり変わりません。そして、日本の男性は多くの残業をする方が多く、平日夜遅く帰る方が多いです。家事を手伝ってくれる男性でも平日はほとんどできない人が多いのではないかなと思います。そうなると復帰する女性は平日の間シングルマザーと同じような生活しないといけないことになります。子育ても、仕事も、家事も全てこなさないといけない、スーパーウーマンでいないといけない。日本の女性の苦しさがそこにある気がします。日本の女性の選択肢は働き続けるか、退職するかの二つの選択肢しかないようにみえます。

 

アメリカは2ヶ月ほどしか産休/育休がなく、仕事をしながら働いてる友達などの話を聞くと本当に大変そうです。また時短などの制度も特にないので、産後2ヶ月でフルタイムで復帰しなければならない。仕事を見つけるのも大変な国なので、辞めずにフルタイムで復帰する女性が多そうです。

 

フランスやベルギーも2-3ヶ月ほどしか産休/育休がないそうです。もっと休もうと思えば休めるようですが、補助金は出ません。子供手当などもない代わりに、子育てしながら働く女性には税金のベネフィットがあるようで、子育てをしながら働く方がメリットがあるような仕組みになっているみたいです。

 

ドイツはヨーロッパの中でも産休、育休のサポートが多い国で、他のヨーロッパの国の友達などは羨ましがっていました。日本も先進国のなかでも良い方です。でも感じるのは、どこの国でも子育てしながら働くことは簡単なことではないな、、、という印象を持ちました。

 

全て友達から聞いたり、観察したことなので、もし間違った情報を載せていた場合、すみません。

 

 

臨月

臨月はまた色々変化のある月ですね。私は個人的に妊娠の最初の4ヶ月ほど、そして臨月が一番居心地悪かったかなと。他の月は結構安定しており、お腹もあまり大きくなく快適に色々なことができました。

 

臨月はいきなりドーンとお腹が大きくなって行く月なんですね。毎週ドンドンお腹が大きくなり、また体重も増え怖かったです。しかも眠気もすごく、また食欲もありたくさんあり、つい食べてしまう。良く昼寝をしてしまうのですが、寝るたびに赤ちゃんが大きくなって来てるのがわかり、びっくりでした。毎週、毎日赤ちゃんが大きくなり、動きが変わって行くのがわかり、不思議な感覚でした。つい長時間寝てしまうので、たまに夕飯の準備に間に合わず、テイクアウトなどしていました。

 

また、37週目に赤ちゃんがちょっとずつ下の方に下がって行き、骨盤に入り込んで行くので、骨盤が圧迫されちょっと痛かったり、寝ても上手く血行が行き渡らないようで、寝起きが悪かったり寝ても疲れが取れないような日が3日ほど続きました。夫に骨盤、腰周りのマッサージを頼んだら、念入りにしてくれて、だいぶ楽になり、また腰の鈍い痛み、寝苦しさもなくなりました。

 

あとむくみも今までなかったのですが、38週目に塩辛いものを食べてしまった次の日に身体中がむくみ、怖かったです。顔がパンパン、脚もパンパン。むくみで体重も1日で一キロ軽く増えました。怖かったので、むくみを解消するタンポポティーを飲み、お水もたくさん取ったところ、3日間ほどでむくみは引いていき、体重も元に戻りました。

 

36週目でお腹が前駆陣痛でちょっと張り始め、ちょっとだけおしるしがありました。またおっぱいマッサージをする方が良いと色んな人から聞いていたので、おっぱいマッサージをしてみたところ、母乳がちょっと出てきてびっくりしました。ですがその後、陣痛が始まってしまい!どうしよう!と思い、取り敢えず寝てみたところ、気付いた時には寝ており、朝起きたら陣痛は収まっていました。臨月のおっぱいマッサージは陣痛をトリガーしてしまうので、おすすめしません。。。怖いです。その陣痛のせいか、36週目の検診ですでに子宮口が2cm開いていました。もうすぐ生まれちゃうのかしら?と夫と焦っていたところ、その後生まれて来るような気配もなく、現在39週目に突入。子宮口も2cmのままで、基本的にに前駆陣痛もあまりないので、近所をお散歩したり、買い物に行ったり、カフェで読書したり、出来るだけ最後の妊婦生活をエンジョイしようとしてます。でもいつでも生まれても不思議では無いと思うと毎日、今日かしら?とドキドキしながら過ごし、あまり遠出もしなくなりました。

 

ほんとに赤ちゃんがお腹の中から出て来るのかしら?と信じられないような、不思議な感覚になる39週目です。